多世代交流スペース 宮ノ前テラス

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大谷朔弥君が優秀賞に輝きました☆彡

こども▪子育て2022.02.23 投稿


法務省が主唱した社会を明るくする運動の作文コンテストで朔弥君が優秀賞に輝きました
朔弥君はお母さんと一緒に子ども食堂やフードパントリーをずっと手伝ってくれている小学生です。
全文をご紹介します
『宮ノ前テラスは町のおたすけマン』
大谷 さくや

 ぼくは、三年生八さいです。泉区でうまれてずっと住んでいます。家族は、お父さんとお母さんとインドホシガメのかめ吉の四人です。おじいちゃんおばあちゃんは遠くに住んでいてなかなかあえません。けれど、ぼくのまわりにはたくさんの、おじいちゃんおばあちゃんたちがいます。家の前のはたけのおじいちゃんはいつも、
「おはよう。元気か。」
と、ぼくを気にかけてくれます。おばあちゃんは、
「ほら、もっていきな。」
と、とれたての野さいをりょう手いっぱいかかえきれないほどくれます。ぼくはまだ小さくて、できることは少ないけど、はたけのおじいちゃんとおばあちゃんが元気でいてほしいなといつも考えるし、大じにしたいです。
 つぎに、ぼくでもやれることにチャレンジできる場所についてかいていきます。その場所は、中田にある宮の前公園の横の「宮の前テラス」です。ここは0さいから百さいをこえたおとしよりでも利用できる、多世代交流スペースです。ここにはたくさんの人が、ごはんやお茶をしたり、しゅみのサークルのために集まったりしています。店の中には、ちいきの人たちが作った手作りひんが売っています。とてもかわいいものがいっぱいです。行くたびに、
「ほしいな。」
とおかあさんに、言います。けれど、
「大じにしないならから買えないよ。」
と言われてあきらめます。作家さんたちが一つ一つていねいに作っているものなので買う人は大じにしてくれるといいと思います。
 ここにくるお客さんは、一人でふらっとくる人もいれば、ともだちといっしょにくる人もいれば、公園で遊んできゅうけいにくる人もいます。ボランティアの店員さんたちが作った手作りランチをおなかいっぱい食べて、のみものをのんだり、おしゃべりしているお客さんたちを見ていると、どの人たちも楽しそうにしています。ボランティアの人たちもいそがしそうなのに、元気にニコニコしています。それを見てぼくは、
「いそがしくて、とてもつかれるのにボランティアの人たちは、どうして元気にニコニコしているのだろう。」
と、とてもふしぎに思いました。
 そこでぼくも、ボランティアをしてみることにしました。
 一つ目は、「みやまえ食どう」という、こども食どうで、おべんとうのようきをアルコールしょうどくをしたり、台ふきでテーブルをふいたりします。たまにちいきのおばあちゃんと、野さいをあらったりかわをむくお手つだいもしています。家でそだてたぼくのきゅうりを、おかずにしてもらったこともあります。「そのへんのお店ではできないことが、テラスさんではできる。」きゅうりを食べながら、子どもでもちいきのために力を出せることがわかり、ますますおいしく食べられました。
 二つ目は、「フードパントリー」でのかつどうです。ここでは、会社や団体さんからきふしてもらった食べものを、ふくろにつめて来てくれた人に、むりょうでわたすお手つだいをしています。
「はなれてならんでください。」
「帰りはこちらです。」
コロナたいさくもたいへんでつかれるけど、来てくれる人がうれしそうなので、これからもまちのために、おてつだいをしたいです。
 宮ノ前テラスは、ちいきの人たちがほっとできる場所です。泉区にこのような人を元気にできる場所がふえるといいなと思うし、これからも自分でできることを見つけて、まちを元気にするお手つだいをしていきたいです。